仕組みについて
継続は力なりというが、その場合私はどうもその力を得ることを不得手としている。
社会人を始めてからそこそこ経つが一向に何かを継続することが出来ない。
風呂上りのストレッチもしょっちゅうさぼってしまうし、
ランニングも全く続かないし、
筋トレも完全な3日坊主だったし。
プライベートなら別の個人の問題なのでただの自己責任だが、仕事でも同じ有様なのでこれがホント困ったもんだなのだ。
標準書の回覧とかすぐに止めてしまうし、整理整頓は続かないし、定常的な試験投入もすぐに忘れてしまう。
最近までは続けないととか、忘れないようにメモしようとか心掛けてきたがなんかもう無理なんだなとあきらめの境地に立ってきた。
振り返ると、継続させることで一番うまくいった例は仕組みまで自分で作ってあとは人に任せるという方法だ。
元来「作る」という行為が好きなので仕組み作りは意外に性に合っている。これは最初だけ頑張れば良いだけだし、たまに不具合が生じていないかチェックするだけですむ。そもそも不具合が出たらアラームが立つようにすればいいのだし。
何も高度なプログラムなりを組むというわけではない。ルールを創れということだ。
そしてそのルールは自分に適応するのではなくて、自分が所属する組織に適応させる。これが大事である。
そもそも業務上で自分が苦しんでいることは、抱えこんではいけない。自分だけが頑張っても最後うまくいかなくなったら困るのは組織である。
自分だけの責任で収まらないものをなんで自分一人の力もしくは個々の力でやらなければならんのか。全くの不合理だ。
自分の仕事が止まったらみんな困るんだからお前らも手伝えやという気持ちで全体を巻き込む方が結局は組織のためになる。
組織の中には、私とは違って続けることが好きな人がいるはずなんでその人に振ればいい。
また個人個人がやっていた仕事を省エネ化して、一人に振った方が管理する側も楽だし、任される方も全員が困るからと継続に身が入るかもしれない。
例えば、開発部署で月始めに材料を注文するという業務の場合、
ルールがない場合。
各個人が思い思いに材料を注文する。かぶる材料があったりすると過不足が生じる可能性がある。また注文を忘れる人間がいる可能性もある。
ルールがある場合
ある一人が責任者となって、残り材料の集計、全員への必要材料の呼びかけをする。応答しない人間は蹴飛ばす。集計して必要な分の材料を発注するように全員に分散する。
上記の場合は、一人が責任者であるためチェックが働くし、集計のタイミングを決めておけば責任者が忘れていても上の人間や、気が付く同僚も出てくるだろう。
さらに材料の集計を自動で行うマクロなんかがあれば負担は更に減るだろう。
こういうことを考えるのは結構好きだ。
なんか自分の決めたルールで組織が動いていると達成感も覚える。
私のように継続が苦手という人は仕組みを作る側になってみてはいかがだろうか。
余計なお世話と言われることはまずないと思うので。