食べ物の好き嫌いについて

私は食の好き嫌いが激しい。子供の頃は給食で絶対に1品は食べられないおかずがあって、その時間が来るのが億劫だった。昼休みまでもつれ込むのもしょっちゅうだった。

 

今でも嫌いなものは依然多いが、食べられないというほどのことはない。

この年になると、嫌なことがそれなりにあったりもするんで、嫌いなもの(というか野菜)を食う時は

「あんときに比べればつらくはない」

「死ぬわけじゃない」

とか考えて口に含むとなんとかなる。

 

あと、気を付けるのが好きなものと一緒に食うということか。

よく子供に嫌いなものというか野菜を食べさせる描写がドラマなりアニメなりであったりするが、基本単品で食べさせようとしている風に見受けられる。

 

だが、そもそも野菜単品で食べさせられるのは大人だった嫌なもんだ。

青椒肉絲のピーマンは単品では食べない。回鍋肉の野菜も単品では食べない。

野菜って結局お肉とかのタンパク質と一緒に食うときが一番うまい気がする。

さらに考えると、肉も単品で食うとまずいわけではないが結構単調な味でつまらないと言えばつまらない感じがある。

野菜と肉は一緒に食べた時が、いろんな味が合わさって深みが増す気がする。

だから嫌いな野菜を子供に食わせるときは、肉と一緒に食わせるようにしたらいいんじゃないだろうか。

「肉と一緒に食うとまだましやと思うよ」とかなんとか言ってさ。

味わえと言わずとも好きな食べ物で、苦手な味を薄める効果を狙わせるだけでも大分違ってくると思う。

 

あと酒を覚えると嫌いな食べ物がかなり減った。

酒のつまみはご飯のお供にもなるということがあるけども、同じつまみ、おかずでもご飯の時と酒のときとでは味の感じ方が大分違う。

ご飯の供としておかずを食べるときは、おかずの味をご飯で適切に薄めるイメージがある。そのうえでご飯のほのかな甘みを合わせることで複合的な旨さが醸し出される。イメージとしてカルピスに対しての水がご飯の立ち位置。適切な量の水を調整することで原液よりおいしくなるように、おかずに合わせて食べる米の量を調節する。

対して酒の方は、つまみで舌のコンディションを変えることで酒の味を変化させている感じ。辛い物を食べた後の水の味が変わる感じ。いまいちだと思っていた日本酒が刺身を食べた後に飲むと、別物のような味に化ける感覚。覚えがないだろうか。

 

今回も特にオチがあるわけではないが、強いて言うと食は組み合わせが大事なんだなってことです。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です