会話について

私はずっと同じテーマで話をするのが苦手だ。

また、話にオチをつけて話すのも苦手だ。

基本的には、脱線しながらテーマがどんどん変わって延々と話しをするのが好きだ。

アクセントにギャグをねじ込みながら。

こういう会話は脱線してもお互いについていけないと文字通り話にならないので、相手を選んでしまう。

幸いに大学の頃に出会った友人とはそういう会話が出来るので、大学の頃はとても楽しかったし、今も年に数回飲みに行っている。

ただ、それまでは自分がそういう話し方を好むということも知らなかったこともあって、人と話すことに楽しみが全く抱けず、友達というのも全然いなかった。

一応余り物のグループみたいな、ギークの集まりみたいなところに居はしたが、正直全く面白くなかった。

大学の頃の友人とは会話のスタイルは合うが実は趣味は大分合わない。

映画好きもいれば、全く見たこと無い人もいるし、同じ映画好きでも邦画派と洋画派に分かれていたりといった具合である。

ただ趣味は合わずとも会話を楽しむためにお互いの領域を教示しあい、知識としては結構押さえたり出来てた。

こう考えると、友人関係を築くために必要な事って、趣味の合致ではなく、会話スタイルの合致な気がする。

例えばジャッキー映画好き同士でも、一方は知識を共有してあるあるネタを言いたい会話スタイルに対して、他方は一々オチをつけて話たがる会話スタイルの人間だと仲良くなれるか分かったもんじゃない。

同好の士であっても、一方が趣味の話をすることには興味がなかった場合、趣味があっていても実はそのことを示し合わせる機会がないかもしれない。

アナタと話が合わないあの人は実はあなたと同じ趣味かもしれない。

話していて楽しいなというのは、つまりこういう事ではないかと、今日思ったので書いてみました。

特に意味はない。

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