金持ち父さん パワー投資術について①

金持ち父さん貧乏父さんはかなり有名な本で、実際に読んだ人も多いだろう。

そしてこの金持ち父さんはシリーズとして続編が結構出ていることも、知っている人は多いのではなかろうか。

だが、金持ち父さん貧乏父さん以外の金持ち父さんシリーズを実際に読んでいるかとなるとその人数は少なくとも日本においては限られてくるのではなかろうか。

私がそう思う理由としては、「金持ち父さん」で検索した際の解説サイトで「キャッシュフロークワドラント」と「お金に働かせる」、「ポケットに金を入れるのが資産、金を持っていくのが負債」のおおよそ3つくらいしか見かけないからだ。

続編を読んでみると、実は金持ち父さん貧乏父さんが序章程度だったと気づく。

確かに上記3つが割と根幹を為してはいるが、この金持ち父さんシリーズはそれ以外にもお金に関する固定観念を打ち破る大切な事柄一杯書かれている。

今回はその金持ち父さんシリーズの一つ、「金持ち父さんのパワー投資術」を紹介したいと思う。

 

金持ち父さんのパワー投資術 お金を加速させて金持ちになる [ ロバート・T.キヨサキ ]

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感想(8件)


この本で一番押されて言われていることは「お金を加速すること」

これはお金を一か所に留めず様々な加速装置を駆使して資産を形成するということ。

まずお金を一か所に留めないということを説明する。

一般的には資産形成をする際には投資信託やETFに毎月積み立てをしなさいというアドバイスをされる。

世界の資産は基本的に右肩上がりであり、世界の株式債券に分散して投資することでインフレに追従することが出来る。そして毎月同額を積み立てることでドルコスト平均法の原理から、トータルで見れば最安値で積み立てることが出来る。

これが毎月積み立てを勧める理由である。

著者は反論する。

市場は暴落する。あなたが定年退職したその年に暴落したらあなたの手元にお金は残るのかと。

積立投資は簡単ではあるが、お金が増えるスピードはかなり緩慢ではあるし、いざという時のタイミングにお金があるかは保障されていない。

この状態を著者は「お金を駐車する」と表現する。

著者のロバート・キヨサキはお金を駐車してはいけないという。

お金を駐車しないとはどういうことか。

一言でいえば「恩株」の考え方である。

「恩株」とは株の運用益分だけ株を残すことで実質0円で株を所有することである。

例えば、200株を10万円で購入したとして、その後2倍の20万円になった。そこで100株だけ売ると最初投資した元本10万円は回収され残るのは実質ただで残った100株10万円分となる。

株はその後値上がりする可能性もあるし、最悪値下がりしてもそもそもが只で手に入ったので、上場廃止になっても損はしない。値上がりを無視しても配当さえ出ていれば利益/投資額=無限大となる(分母は0だから)

こうなれば、暴落が来ても多少配当率は下がるかもしれないが、配当をゲットできる可能性は高く、そもそも、投資金額は回収しているのでお金はお金としてちゃんと手元に残っている。

著者はこの方法論を株だけでなく、すべての資産に対して活用することを勧めている。

資産は大別すると「ビジネス」「不動産」「紙」の3つに分かれる。「紙」は株式や債券等のことだ。

ビジネスや不動産においても出来るだけ、早く投資資金を回収することを勧めている。だが不動産がイメージしやすいとは思うが、投資用マンションを1億円で購入しても10%を超えるものはまずない(東京とかだと6%とかなのかな)。

そうなると回収するのに10年以上掛かってしまう。

そこで加速装置である。

長くなったので次回に続きます。

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