一人旅について
今の職場になってから一人旅に行っていない。
先日いい職場とほざいてはみたものの、やはり前職と比べて給料が減ったことは少なからず影響している。
また、ゆとりのある時間を過ごしたことで貯蓄と投資が大事だということに気づいてしまったのでお金を惜しむようにもなった。
こうなると、一銭でも娯楽についやすのが惜しくなり予想以上に狭苦しい生活になってしまう。
でも今は投資のトライ&エラーが結構楽しかったりするのでストレスは特にない。
でもやっぱりたまに一人で旅に出かけたくなるのだが、金が惜しいもんだから近場の美術館やら、博物館で済ませてしまっている。
ちなみに一人旅って何がいいとかって持論はお持ちですか?
なんかカッコいいとか、洒落ててエエやんとかたまに聞いたりしますが、それは観察する側の思考であって、実際に一人旅をすると想像と大分違うことはありませんか?
少なくとも私はそもそもが引きこもり体質で知らない人と話すのも嫌だし、観光名所とかも全く興味がない。
でも以前はよく行っていた。
なぜか。
刺激がほしかったからですよ。
普段引きこもっているとそれは楽なんだけど、たまには心の手入れをしないと腐ってしまう。
絶叫マシンだの、化け物屋敷だの、遊園地的な刺激はあまり性に合わない。心臓が止まったらどうする。
そんな私にとって一人旅は程よい刺激である。
わざわざお金を出して、特に興味もないのに遠くに行って、話す相手もなく、一人ぶらぶらする。
結構寂しい。
寂しいと確かに感じているし、何やってんだろって思う。
でもそれがいい。
ぬかに手を突っ込んでいるような感じがする。
適度なストレスで心に空気を入れている感じがする。
一人部屋でじっとしているよりも、真正面から「寂しい」をもろに受けると案外清々しい気持ちになる。
寒い日の朝にわざと窓を開けて、風を浴びるの一緒だ。
私が一人旅に行く理由はこれである。
場所はどこでもいい。
安全で、いつもと景色が違っていればいい。
宿があり、飯がうまけりゃ言うこと無し。
うん、近々どっか行こう。