セミナーについて

子供の頃には思いもしなかったが、社会人になってからも結構勉強は必要なもんである。

といっても学生の頃と違って、仕事に直結するような内容や興味がある内容に焦点が移っているので、社会人になってからの勉強はモチベーションがある限りにおいては面白い。

だが、自主学習だけだと限界があったり、解釈があっているかをどうしても人に確かめたいときがあったりするもんで、そのためにセミナーというものが存在したりする。

活字を読むだけではつかみにくい要点もセミナーだったりすると強調してくれたりして、分かりやすくなったりもするし、前もってあった疑問に関しても質問で解決することもできるだろう。

ただ困ったことにセミナーを選ぶのは案外難しかったりする。

マルチのセミナーや自己啓発セミナーなんてタイトルからしてうさん臭いものはこの際外すとしても、仕事に役立てるためのスキルや科学技術セミナーなどの真っ当なものでもいいセミナーを見つけるのは難しい。

私は地方の企業の開発職をやっているが、その絡みで開発手法や理系の技術セミナーによく行く。やはり当たりを引くのは難しい。

一応目安にしているのは、

・企業で専門にやっていた人

・テーマがニッチであること

の2点くらいである。

 

企業での専門家

大学の先生は基本的には外している。基本的に話し方独りよがりというか、抑揚がないというか、面白くない。

私が行く技術セミナーは10:00~16:30まであるのがほとんどで、ずっと一つのテーマで話続ける。大学の先生は基本的に研究に主軸を置いていて、学会発表でもこんなに長くはないし、中身に重きを持たれる職業柄、自己をアピールするような話し方をそもそも求められる人種ではない。

大学の先生の話は基本的にみんなが「聞きに来てくれる」ものであるから、ことさら「聞いてもらう」スキルを磨く必要はない。

だからこんな長丁場で話をされると大概ダレる。

やはり元々企業で働いてきてわざわざセミナーを開く人の場合は、出世の過程で人にアピールをする技能に長けているわけで。この長丁場でも面白さをキープできる人もいるのだ。

それに企業で開発をやっていた人は大学の先生には分からない商品開発する上での苦労や問題点をちゃんと分かっていてくれたりするので、「開発の上での問題点」という観点の質問でも

もちろん全員じゃないけど。

 

テーマがニッチであること

読書においてもタイトルと目次にまず目を通して、どんな内容かを確認することが大事なのと同じようにセミナーにおいてもテーマと実施予定項目は目を通すべきである。

結構本読んでりゃ載ってるよって内容のセミナーも多い。

先ほど、質問が出来ることがセミナーに良いところみたいなことを書いたが、実際にはテーマに沿った質問しか出来ない。時間は限られている。

だから実際にはあらかじめ自分で勉強した上で、普段から疑問を整理しておき、その疑問を扱っているようなテーマや項目が載ったセミナーを選ぶべきだ。

それだけでも先ほど述べた先生の問題において、外れであったとしても質問で取り返すことも出来るだろう。

 

あと、長丁場でも眠くならないためのコツだが、質問する前提で公聴するのが良い。あの手のは大体テキストが渡されるので話だけ集中して聞きながら、最小限のメモ書きと質問事項(というかよく分からなかった所)を書いていくと、分からないところを探すために結構集中して聞けたりする。

また、セミナーでは案外質問する人が少ない。

質問することがないかと思いきや誰か一人が口火を切ればそこからは矢継ぎ早に質問が飛び交う。

いい年してみんなシャイである。

ここで一番最初に質問すると後日でも覚えてもらえたりする・・・ハズ。少なくとも名刺交換時に話易くなるので、後日質問するときもやり易かったりする。

 

基本的に私は会社の金でセミナーに行ってはいるが、とはいえ貴重な時間を使って行っているわけだから、もし詰まらなかった場合でもせめて質問だけはして帰ろうと心掛けている訳である。

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